「何代目かは関係ない。事業者は全て初代であるべし。」は誠か?

「何代目かは関係ない。事業者は全て初代であるべし。」は誠か?

2020年12月17日 オフ 投稿者: ゆーや

こんにちは!ゆーやです😎

 

 

 

一気に寒くなり、コロナウイルスだけではなくインフルエンザにも気をつけたい時期になってきましたね。大変な時ですが、皆様どうかご自愛ください。

ということで、今日は、

 

 

 

「何代目かは関係ない。事業者は全て初代であるべし。」は誠か?

 

 

 

というテーマでお話をしたいと思います。これは、かの有名な松下幸之助さんが残した名言ですが、結論、本当にこの言葉の通りだと思います。

 

私自身、この仕事を始めた日から、

 

・「跡取り頑張ってね。」

・「三代目か〜、お父さんと一緒にやっていくんだね。」

・「大変だけど店を守っていくために修行あるのみだね!」

 

 

と、励ましの言葉を四方からいただきます。

 

 

とてもありがたいですし、期待してもらっているからこそ、良い意味で果てしなく重たい。それを自分の肥やしにしながら一歩ずつ前に進もうとしています。

 

でも、周りから見る「跡取り」「後継者」のイメージって、当の本人がこれから背負う立場と実際違ってたりする。私も地域家電店を営む家に生まれながら、後継者となる前に自覚していた部分とそうでない部分がありました。

 

 

そんなことを踏まえて、今日は、

 

 

・「後継者」という言葉をどう捉えるか

・地域家電店ってどんな仕事?

・父という存在

・まとめ

 

 

 

の順番に書いていきたいと思います。

・「後継者」という言葉をどう捉えるか

 

 

 

一般的に「起業家」「後継者」は全く別物と捉えられます。

 

 

 

少し乱暴に書くと、何もないゼロベースから、信頼と資本を築かなくちゃいけないのが「起業家」だとするならば、先代が築いてきた信頼や資本を守っていくのが「後継者」である。と言った感じでしょうか?

 

 

確かに大正解だと思います。プロセスが根本から違うのは自明の理。でも、実際世間で言う「後継者」になってみて、守るだけではいけない気がしています。

 

 

まず、「後継者」はとにかく、比較される。いや、比較していただいているの方が正しいですね。

 

 

 

創業して53年目となる我々ですが、新しいお客様が増えていく中で、今も尚創業当時からお付き合いをいただいているお客様が多数いらっしゃいます。

 

しかし、長く会社をやっていればお客様とのやりとりの中で、こちらの不手際で不快な思いをさせてしまっていることがもしかしたらあるかもしれません。

 

 

下手すれば、祖父のことは好きだったかもしれないけど父のことは好きになれなくて離れていったお客様が過去にいたかもしれない。その反対もあって、代替わりしてからお付き合いが始まった人もたくさんいます。

 

 

これは、三代目となる私に置き換えてみたら、全く同じどころかさらにシビアな話です。比較対象が二人もいますから。(笑)

 

 

創業から50余年、祖父や父のことは好きだったけれど、私のことは好きになれないかもしれない。。

だからといって、時代は流れるし、親子だからといっても性格は違う。

 

 

詰まるところ、「後継者」に必要な要素は、古きを温め新しきを知ること。継続だけでも革新だけでもダメ。「温故知新」です。

 

 

 

とにかく同じようにやっていけば良いのか!?それともどんどん新しいことをやっていくのが良いのか!?

漠然と考えていた、ここに入る前の私にとってじわじわ沁みてきた言葉でした。

 

 

・地域家電店ってどんな仕事?

 

 

 

地域家電店ってどんなイメージでしょうか?

いつも店内には人がいないし、どんな仕事してるの?って気になりますよね。

 

 

実は、会社の中にいることはあまりないんです。日中のほとんどは外に出ています。

 

 

わかりやすく言うと、「売る人」と「持ってく人、工事する人」が分業されている量販店や通販とは違い、我々は全部やります。本当に全部。(笑)

 

 

現場調査から商談、施工・搬入、電話対応、販促活動などなど。さらに、ここに経営側の立場を踏まえると、経理、マーケティングなどの会社内部のことも入ってきます。その上で新しいことに挑戦していきます。

 

 

よって今では、家電や電気工事だけでなく、リフォームなど業務は手広くなり、コミュニティサロンも先日立ち上げました。

 

 

いわゆる、プレイングマネージャー。「監督兼エース兼四番」です。(笑)

・父という存在。

 

ある時父は言いました。

 

 

 

「この仕事は尊いぞ。」

と。

 

 

 

確かに。

でも、やることは多いです。土日休みではないですしね。

 

 

身なりで言えば、綺麗なスーツを着こなし、颯爽と新幹線を乗り継ぐ仕事でもありません。おしゃれとは縁遠い仕事です。

 

 

スキルで言えば、重いものを持つ筋力も、記憶力も、マネジメント力も必要です。さらには、エアコンの設置でお客様の寝室に入ることもあるので、実は清潔感もかなり大事。

 

 

思いつくだけでもこれだけ求められることがあります。

 

 

おまけに父は、地域の50の企業を越える組合の理事長もやっている。。

 

確かに、大変だ。でも、ちょっと待てよ。そうか、、、!!

 

我々のような地域家電店は、量販店みたいに品揃えもなければ、何万という顧客はいない。でもそれは一番重要なことではないのかもしれない。なぜなら1000に迫るお客様の家の構造、部屋の間取り、家族構成から全ての情報を頭の中で把握して、家電を売れる店は他にないから。

 

そこに不変の価値がある。。

 

 

私は気づきました。

 

 

 

全てを自分達の手でやるからこそ、お客様に圧倒的な「安心感」を与えることができる。だから「あなたから買って良かった」と思ってもらえるんだ。と。

 

 

これは、たった一年でも何百人の会社に勤めて、大きい会社がすごいと思っていた私が気づかなかった盲点でした。効率化に目がいきがちな若者にとって目から鱗。

 

これぞ、ブランディング。

 

 

 

規模の経済でいうメリットとは反対側の話で、分業を主としている大きい会社では、絶対無理な話です。真似できそうで真似できない価値がそこにはあります。

 

初めて聞いた時、これは金槌でいくら叩いても粉々にならない、小さくても強いダイヤ。純度が高く、光り輝くダイヤだ。と例えたくなりました。

 

 

父も初めは「後継者」であり、比較された「二代目」だったと思います。しかし私からすれば、唯一無二のカラーを持った「経営者」。いつでも自らが喋る前に相手の話を聞く姿勢。自分の仕事に誇りを持ち、私に「継ぎたい」と思わせてくれたその背中。そんな父に、心から感謝したいと思います。

・まとめ

 

 

いつの時代も「方法」が変わっても「目的」は変わりません。

 

 

紙からパソコンに、そしてスマートフォンでこのブログを書いている今の時代。しかし時代は移り変わっても、我々は御用命いただいた仕事はこれでもかというくらい丁寧にやらさせていただきます。神は細部に宿る。人がやれることも技術が伴うことも「凡事徹底」です。そのために現場調査などの事前準備も怠りません。

 

 

今、私は主に父と共に現場に出向くことが多いですが、先に述べたように色々なことを日々父の背中から学んでいます。きっと、父も若い時は祖父から同じように学んでいたのかな、と勝手に思っています。

 

 

学ぶべき上司に一生でたった一人でも出逢うことができるとするならば、私は一番身近にいたことが最大の幸福でした。

 

 

希薄な世の中に置いて、コロナウイルス蔓延という予期せぬ事態により、人と人の「温かみ」のある交流は分断されました。当たり前が当たり前じゃなくなった世の中において、「今までと一緒」では前に進めません。

 

それはこと経営だけではなく、人が生活する日常でも同じです。

 

 

その上で何が一番大切かを考えて、まず自分のことよりも、先に与えられる人になれたら良いなと思います。

これからどんどん世の中が変わっていく中で、「温故知新」を胸刻み、地域家電店の「後継者」として何を皆様に与えていけるのか。

 

 

 

 

小さく、強いダイヤがもっともっと光り輝くように。。

 

 

 

今から考えて行動していくことが楽しみです♪

 

 

 

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