見直された「廊下レス」
2021年9月12日廊下を無くした家が今少し流行ってきているのをご存知ですか?
音、ニオイの遮断、空調の効率性などは課題として挙げられますが、
家の一体感であったり間取りを広く取りたい場合はかなり有効的です。
元々、室内廊下は日本のマンションを進化させた立役者でした。
以下、引用
日本のマンションが広まったのは、昭和30年代から。最初は、鉄筋コンクリート造でも中身は和風だった。
畳の部屋が3つと板の間のダイニングが1つ。計4つの部屋が襖で仕切られ、上から見ると、居室が「田」の字のように配置された。
この間取りは、昔から日本の民家で見られた形式。襖で4つの部屋を区切り、襖を取り外せば大広間が出現するという便利な間取りである。
昭和30年代のマンションも襖1枚で居間、主寝室、子供部屋を分けるタイプが主流だった。が、これは、プライバシーが守られず、居間の声が勉強の邪魔になるなど、不満の声が多かった。
そこで登場したのが、生活空間を分ける工夫。リビングと寝室を離し、さらに、主寝室と子供部屋も離してプライベートを大切にし、音の問題が少なくなる間取りである。
その際に、重要な役目を果たしたのが、室内廊下だ。
玄関からリビングダイニングまで室内廊下を通し、廊下を挟んで、主寝室と子供部屋を配置。これで、リビング・主寝室・子供部屋が密着せず、プライバシーを保ちやすくなる。
室内廊下によって、マンションは各部屋の独立性を高めたわけだ。
↑https://news.yahoo.co.jp/byline/sakuraiyukio/20210906-00254605
コロナ禍に置いて、「リモート部屋」という新しいジャンルの部屋が必要になったご家庭が増えたことで、見直され始めた「廊下レス」。
これまでは進化の過程で不必要とされたものも、環境が変われば必要性が再認識される、この現象。
これから色んなところで起きるかもしれません。
今回の、住宅においての廊下レスは賛否両論ありますが、もうこれまでの時代のように前ならえではたちまち前に進めない。
たくさん打席に立ち、自分に必要なものをしっかり見極めて、判断していく力。
絶対必要だと思います。
廊下はなしでど真ん中にリビングとかも流行ってるみたいですよ。
ちょっとそそられますね😋
→ホームページ「ナコー伏見」
→YouTube「ナコー伏見ちゃんねる」