バンドワゴン効果
2021年1月31日
さて、今日はこの話題について。
みんなが持っているものを欲しい!とか、流行りに乗り遅れまい。という、
時にはヒエラルキーさえも意識した心理が作用して、他者の所有や利用が増えることを「バンドワゴン効果」と言いますが、最近この効果がとても気になってます。
わかりやすく言うと、街中で見かけるあの「行列」のことですね。
仕掛けや仕組みづくりの括りで定石とは言え、人間の深いところにある「本能」の部分に刺さってくる効果なので、デザインできると良いんだろうな。と思ってます。
その点、我々の市場は耐久消費財を扱うため、そういったこととはこれまで無縁な業態でした。
でも、商売する上でやはり無視はできないですね。
これから「NEW STYLE」と謳って新しいことを始めようとしている身としては尚更。
ただこの効果は結果としてなのか、狙ってなのか、で分かれると思ったので書いてみようと思いまして。
結果としての場合は、お分かりの通り
一時的にキャパを超えたときにたまたま「出口」の部分がそうなっているため。
つまり、店主が望んでいない「行列」ならそこにデザイン性はありません。
では、狙っていた場合はどんなケースでしょうか?
例えば、某ラーメンチェーン店はそうかもしれないですね。
きっともう少し席数を増やせば、効率よく回転を見込めるのでしょうけど、あえてあの席数で営業する仕組みによって、自然と外に行列ができるようデザインされている。
結果、その前を通りかかった人が、
「お、流行ってるな。やっぱ人気なのは美味しいからだな。」となり、行列に人を足していくわけです。
だから、店舗をあえて広く取るより、駐車場の方が広いんでしょうね。
商業施設にはつくらず、路面店のみで勝負しているのも何か理由があるかもしれません。
これも一つのブランディングだな。と思って前を通る時はいつも見てます。
もちろん、味が美味しくてそこに人が集まってることは大前提の話ですが。
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近況報告をすると、
現在、コロナの状況も踏まえてですが、なるほっと横丁の本格始動(3月〜)をどのような形でスタートさせるかを各講師の方と打ち合わせをしています。
また同時進行で、そのなるほっと横丁を使った別の事業として、新しいプラットホームを立ち上げようと煮詰めている最中でもあります。
こちらは、まだ内容を公開する状態に至ってはおりませんが、恐らくまだこの地域では初の試みだと思うので、今後どのような展開にしていけるかワクワクしています。
ズバリ!
テーマは「全員で勝つ」!
公にできる時を楽しみに、熟考を重ねていきます。
さあ、頑張るぞー!