キャッシュレスによる弊害
2021年6月27日
これ、最近使い始めたんです。
何かと言うと、集金カバン。
集金カバンって言うと、大体革製品とか布製品なんですけど、これアタッシュケース風で面白くないですか?
いくら入ってんの!?ってつい突っ込みたくなるような。
幅も20センチくらいで、コンパクト。
そして、見た目のわりにコスパも良いですよ。
その中で一番買って良かったと思うことは、
見た目も見た目なので、お金をいただくときによりシャキッとした気持ちになること。
近頃はキャッシュレスによって現金でのやり取りは世界的にもめっきり減っていると思いますが、
集金カバンは大切なお金の「出入り口」となります。
でも、だからと言って別に大金をかけたブランドものじゃなくても良いと思うんですね。
お金を預かる者が、緊張感を持って「ありがたみ」を感じられるアイテムであれば、それが最高だと。
キャッシュレスは大変便利で近代的です。
今はお給料だって大抵の会社が銀行振り込みでしょうから、
個人レベルでも、入った実感も無ければ、出て行った実感も無く、日々口座のお金が動いています。
そんな中、お客様の年代層からまだまだ現金でのやり取りが多い私たちの商売は、お金をいただく「ありがたみ」を重く重く受け止めることができる時間が存在します。
一枚一枚紙幣を数えて、一枚一枚硬貨を重ねて。
手で渡していただいたあとに
「間違えてるかもしれないから確認してね」と言われ、確認をさせていただくまでの、あの時間。
たしかに、「ピッ」と払えてしまえばものの数秒。スムーズです。そして間違えは基本的にはありません。
でも、現金でいただくときに発生する、確認作業までを含めたあの時間、本当に心から「ありがたみ」を感じることができて、僕にとっては初心を忘れない貴重な時間です。
家電は長くお使いいただけるものですが、決して安くありません。
一生懸命働いて、大切なお金で買っていただくものです。
だから、日々の生活の中で
受け取る側の時はもちろんですが、もし自分が払う側となった時も「便利」「効率」とかの前に、お金が動いている感覚は絶対実感した方がいいと改めて思う瞬間でもあります。
とは言え、キャッシュレスを否定しているわけでは全く無くて。
むしろ、お金が動いてる感覚を感じられたら支払い方法はなんだって良いと思うんですけどね。
実際自分が消費者の立場の時はほぼキャッシュレスですし。
その点、PayPayの「ペイペイっ」って音はわりかし良いかもしれませんね、耳に残るから。
と思って、僕は使えるところはクレジットカードでは無くPayPayを使うことが多いかな。
まあ、これも全部個人の意識レベルなのでなんともですが。。
さあ、これからはキャッシュレスだと騒がれる中、2024年の上半期に紙幣を一新する日本。
ウイルスを媒介する原因にもなりかねないから、いずれ現金は無くなってしまうのでしょうか。
何にせよ、
大切なのは、「お金の流れ」を肌で感じること。
これに尽きると強く思います。
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