「バズる」を定義したい
2021年5月24日
先に言っておきますが、プライベートで使う人は別として、
発信のあり方って大きくわけて2種類あると思うんです。
発信自体を仕事にする人。
仕事のために発信をする人。
前者のもっともわかりやすい代表例はYouTuberですね。
となれば、僕は圧倒的に後者です。
でも、多くの人がここを一緒くたに考えていて
とにかく再生回数が多いもの勝ちみたいな、歪んだ風潮があります。
とは言いつつも、前者のように登録者数や視聴者数で自分の飯が食えるか食えないかが決まるようなことだと、とにかく不特定多数の人に見てもらう必要があるから、
とにかく「バズらせよう」。って方向に舵を切る。
じゃなかったら犯罪ギリギリのことをやったり、ゴキブリ食べたり、テキーラ一気飲みしたりなんてしないでしょ。笑
で、大体ほとんどの人が名前を聞いただけで日本全国がわかるような有名人になることなんてないから、自分の思わぬ投稿がいきなり20万回再生!とかなると、テンションぶち上がっちゃう。
とか言って、僕も同じようにプライベートな投稿をして、そんなことなったら、やっべ。。ってなりますよ?笑
だから、なんとなく今のSNSって
ありのままを発信!というよりは、他人にウケない・映えないものは発信しない!のような一歩下がった消去法的な要素の投稿が多いのかなぁ。と思ったりしちゃいます。
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そんなこんなで、
じゃあ、
バズるってなに?
次に、
それを踏まえて自分はバズる必要がある?
を僕みたいな地元で商売をする後者の人間は常に考える必要があって、実際今、YouTubeなど色んな媒体で発信しながら頭を絞って常に考えています。
もう一度言いますが、僕は「仕事をするために発信をする人」なので。
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まず、バズることって
「本来届く必要がなかったところに届いてしまった状態」だと僕は勝手に思っています。
つまり、その投稿主の意図や意味なんて伝わらなくても、その投稿自体に拡散力があるから発信源なんてどーでもよくて、広く浅く届いた状態。
これ、結構落とし穴になりうるな。って思うのが、
さっきも言ったように結構みんな「有名になりたい」欲が勝つので。
どうしても、そっち寄りの投稿が増えてしまう。
僕的に、
飽和状態にあるSNS活動での最重要項目は
「狭く・深く」です。
だって、「広く・浅い」状態って地元で商売をする人にとったら、あんまり肥やしにならないですよね。
30人のコアなお客様とお付き合いができれば良いのに、あまり顔を合わせられない10000人に届く必要はないですから。
だから本来、地元で商売をする人のSNSの使い方は極論「一対一」だと思います。
は?ってなるかもしれませんが結構真剣です。
これ、友人関係に例えてみましょうか。
例えば、Aさんのことをとても良い人だ。って思っているBさんがいたとします。
そのBさんはAさんに直接素敵な人だねと言えば、思いが伝わるところを、
あえて「Aさんってこんな良いところがあって、こんな素敵な人なんだよ」とAさんを含む仲のいい友人知人の集まりの中で言いました。
するとどうでしょうか。
ここで想像をして欲しいのです。
この場面で、
Aさんのことを知らない人にこのBさんの発言が届くことって果たして意味があるでしょうか?
ありません!(早い!笑)
だから、不特定多数の人にバズる必要なんて全くなくて、不器用な言葉でも友人のいる前でAさんにしっかり届くかが最も重要です。
きっとこの時のAさんの気持ちは、「Bさんは私の味方で、私のことを他人に紹介してくれるほど認めてくれているんだ」となり、2人の仲はより深まるかもしれません。
そして、Bさんの友人知人はきっとこれまで以上にAさんを認めざるを得ないでしょう。
これがいわゆる「口コミ」。
この現代、知らず知らずにリサーチしている、無視できない判断材料です。
というわけで、以上これらを踏まえて
僕のブログやYouTubeを見ていただけたら少しわかっていただけるかもしれません。
僕なりに今言ったことを体現しようとしているつもりです。
実際世に出てるチャンネルよりも全く再生回数は伸びてませんし、登録者数なんて数十人です。
それでも、こんな僕たちの発信を楽しみにしていただいている人は数人でもいて、本業には好影響が出始めています。
今日は、
SNSはオンラインで自分が知らないところまで行き届く、とてつもないツールですが、
立場によったらこんな使い方の方が良いよね。みたいなお話でした。
全てをまとめると
やっぱり、僕はバズる必要はない。
たとえ少数でも、出逢った人に感謝や思いやりを伝えられるあり方を続けていきたいと思います。
でも、今回の内容はあくまでも、
「『地元』でやる仕事のために、『地元』で発信をする人」
のつぶやき
と捉えてくださいね。
↓ご興味ある方は是非観ていただけると幸いです^_^
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